ひげは永久脱毛した方がいいの？

髭脱毛の必要性

最近、髭脱毛をおこなう人が増えてきていますが、実際髭脱毛は必要なのでしょうか。脇の下の脱毛は、女性とっては身だしなみのひとつで、特に日本では生えていると不潔と思われがちです。しかも、ワキガや脇汗を解消するためにも脇脱毛は必要になるでしょう。また、夏場などに海やプールで泳ぐ際、水着になることもあるので、ビキニラインの脱毛も必要になります。ですが、女性はそれほど髭が生えるわけではありませんし、男性も毎日髭剃りをするので、髭脱毛は必要ないのでは？と思うかもしれません。
髭脱毛の必要性については、その人それぞれの考え方ひとつではないでしょうか。髭はファッションで伸ばす人もいますし、童顔のため髭を生やすという人もいます。そういった人にとっては髭は重要で髭脱毛なんてもってのほかでしょう。ただ、髭が濃い人などは、毎日髭剃りをしなければいけなく、場合によっては1日に2～3回も髭剃りをするという方もいます。それが非常にめんどうくさい、という方も多いでしょう。だからといって髭を処理しないと、汚く見えてしまい、印象が悪くなります。また髭が太い人は、髭剃りをしても青髭になってしまい、見た目にも綺麗に見えません。
そういった髭の悩みを抱えている人にとっては、髭脱毛は必要です。毎日の髭の処理も必要なくなりますから、たとえ朝寝坊をしても髭処理の時間は短縮できます。そしていつでもツルツルの状態でいられるので、見た目にも若く見られる事でしょう。もし髭が邪魔だ、髭の処理が面倒だ、という方は髭脱毛を検討してみてもいいでしょう。

メリット

髭脱毛のメリットはたくさんあります。もちろん、それは髭の濃さで悩んでいる人に限るのですが、髭が薄い方には決して得ることのできないメリットがあるのです。
まず、メリットのひとつは、時間的な余裕ができる、ということです。朝起きて会社に行く前には必ず髭を処理しなければいけません。その方法は人それぞれですが、少なくても5分くらいはかかってしまうでしょう。髭が特に濃い人は10分以上かかってしまうかもしれません。朝はその5分、10分が非常に重要ですから、その時間を短縮できるのは、メリットになります。
また、費用面でも長い目で見れば安くなるのです。もちろん髭脱毛をサロンで行えば、サロンによっても異なりますが10万円位で終わります。自宅でカミソリや電気シェーバーで行うと、シェーバーも数万円しますし、壊れればまた購入しなければいけません。カミソリで処理する場合も刃やクリームなどを定期的に購入しなければいけませんので、数年間経過すればトータルでサロンで髭脱毛をおこなう以上の金額になるかもしれません。
その他には精神的なメリットもあります。髭が濃い、特に青髭になっている人は見た目にコンプレックスを持っている人も多いようです。髭脱毛をすれば、髭が濃いことも、青髭も解消されますから、コンプレックスが無くなり晴れ晴れとした気持ちで生活を送ることができるようになるのです。
また、毎日髭の処理を行うと肌を傷め続けてしまいます。見えない傷があると、そこから雑菌が入り込み炎症を起こしてしまう危険性もあります。髭脱毛は施術後は多少の赤みはあるかも知れませんが、完全脱毛が終わり肌が落ち着けば肌をきれいな状態でキープし続けることができます。

デメリット

髭脱毛は、髭の濃い人にとっては嬉しいことがたくさんあります。ただ、脱毛サロンでおこなう髭脱毛では少なからずデメリットもあります。
デメリットのひとつは、施術の際の痛みでしょう。髭脱毛の方法はさまざまですが、電気脱毛を行えば、かなりの痛みで途中でやめてしまう方もいる位です。顔は特に敏感な部位ですので、痛みを我慢するのは大変です。最近主流となっている光脱毛やレーザー脱毛は、痛みが少ないというのがメリットですが、脇の下や腕毛、すね毛のような比較的肌が丈夫な部分であれば痛みを感じずに済むかもしれませんが、やはり髭脱毛は痛みはあることでしょう。
同じようなデメリットとしては、施術後のダウンタイムがあるということです。施術後は肌が敏感になるため、激しい運動や入浴は控えなければいけませんし、紫外線にも気をつけなければいけません。また、人によっては肌が赤くなってしまう人もいます。身体であれば隠せるのですが、顔だとやはり気になってしまうでしょう。そういったダウンタイムがあることも覚悟しなければいけません。
また、費用面でもデメリットがあります。髭脱毛は完全脱毛すれば数年間は髭の処理を行わなくてもいいのでトータル費用は毎日髭の処理をする場合よりも安くなります。ただ、それでも施術の際の費用は数万円～数十万円もかかるのです。
その他のデメリットとしては髭脱毛をすると、その部位は当然ですが髭が生えてきません。もし、流行で髭を伸ばそうと思っても、髭脱毛をしてしまえばできなくなります。
こういったデメリットがありますから、髭脱毛をする前にしっかり覚えておくといいでしょう。

サロン選びのポイント

髭脱毛をおこなうサロンは今はかなり増えてきています。どこの髭脱毛サロンも大して変わらないだろうと思うかもしれませんが、実はサロンによって料金も技術力もサービスも変わってくるのです。
髭脱毛のサロン選びで一番重要視したいのが技術力・経験などでしょう。脇の下の脱毛などは、たとえ失敗して炎症を起こしてしまっても他人から見える部分でもありませんから、それほど気にすることでもありません。しかも脱毛残りがあっても、気にならないかもしれません。ただ髭脱毛の場合、炎症を起こしてしまえば、会った人から「その顔どうしたの？」と言われてしまう事でしょう。また、光脱毛の場合は、施術直後にしっかりクールダウンしないと顔が赤くなってしまうこともあります。こういったミスを犯さないためには、やはり実績があり、しっかりとした技術のある脱毛サロンを選びたいものです。
また、脱毛サロン選びでは、料金も重要なポイントです。サロンによって料金が高いところもあれば格安のところがあります。ただ、安くても技術がないところは避けなければいけません。一番いいのは技術が高く評判のいいサロンで格安に施術してもらうことです。「そんな都合のいい事なんてない」と思うかも知れませんが、よくキャンペーンなどをおこなっているサロンも多いので、そういったキャンペーンを活用してみてもいいかもしれません。
その他の脱毛サロン選びのポイントとしては、通いやすい、ということも大切です。光脱毛による髭脱毛が今は主流ですが、光脱毛は1回の施術で終わるわけではありません。髭の状態にもよりますが、平均で4～5回施術しないと完全脱毛になりません。そのため、できるだけ家から通いやすいところにあるのが理想でしょう。

光脱毛

今、脱毛サロンでおこなう脱毛方法の主流となってきているのが光脱毛です。当然、髭脱毛も光脱毛でおこなうサロンがほとんどになってきています。
光脱毛のメリットとしては、痛みが少なく、脱毛効果が高いということです。そして、施術時間も短いというのもメリットとなるでしょう。ただ、脇の下やすね毛の脱毛だと、人によって感じ方は違うとはいえ、ほとんど痛みは感じませんが、顔は敏感な部分ですから、脇の下よりは少し痛みを感じるかもしれません。それでも我慢できないほどではありません。また、一度完全脱毛してしまえば、これも個人差がありますが、少なくとも数年間は髭剃りをしなくて済むのです。また、施術時間も10～20分程度で終わってしまうのです。
ただ、光脱毛にもデメリットがあります。それは医学的に完全脱毛ということになるのですが、実際は数年経過するとまた髭が生えてくる可能性があるのです。ただ、その場合でも以前のような濃い髭が突然生えてくるのではなく、最初は細い髭が生えてくることになります。また、完全脱毛には1～2ヶ月おきに4～5回ほど通わなければいけないのもデメリットでしょう。それにともない、料金も10万円近くかかってしまうこともあります。そのため、1回だけの脱毛料金を見るのではなく、完全脱毛までにかかる費用で確認しなければいけません。
また、比較的簡単な技術ではあるのですが、やはりサロンによって技術の差が出てきます。技術の差というよりもアフターケアの仕方のほうが大きいかもしれません。サロン選びを間違えると、施術後に買いが腫れたり赤くなったりしてしまうでしょう。

電気脱毛

今脱毛サロンやクリニックで主流となっている脱毛方法は、光脱毛や医療用レーザー脱毛です。ですが、これらの方法は医学的に『永久脱毛』とはいうものの、個人差はありますが数年経過するとまた髭が生えてきてしまいます。もし、本当の意味での永久脱毛、永久に髭が生えてこない、というのを希望するのであれば電気脱毛という方法があります。
電気脱毛とは、毛穴のひとつひとつに針のようなものを刺し、そこに電流を流して毛を作り出す毛母細胞を破壊するという方法になります。これをおこなうことで、二度と髭が生えてこなくなるのです。
ただ、電気脱毛にもデメリットがあります。それは費用が高いということと、痛みがあるということです。電気脱毛はひとつひとつの毛穴を処理していくので、時間もかかりますし手間もかかります。そのためどうしても費用も高くなってしまうのです。また、光脱毛やレーザー脱毛も髭脱毛の場合には、多少痛みがあるとはいうものの、電気脱毛の比ではありません。痛みに強い部位ですら、強い痛みを感じるのに、顔を行えばかなり激しい痛みとなるでしょう。そのため痛みに耐えられず途中でやめてしまう方もいるようです。
電気脱毛は光脱毛やレーザー脱毛とは異なり、非常に技術が要求される方法です。そのため、しっかりとした技術があり、実績のあるサロンを選ばないと、痛みがさらに強いばかりか、脱毛残りが出てしまう可能性があります。今は電気脱毛をおこなうサロンは少なくなってきていますが、そのなかでも技術・実績がある信頼できるサロンを選ばなければいけないでしょう。

レーザー脱毛

今脱毛サロンで主流となっているのが光脱毛です。これは黒い部分にのみ反応する特殊な光を髭に照射して、毛を作りだす毛母細胞を刺激して、活動を停止させるという方法になります。実は、これと同じ原理で行う脱毛方法には医療用レーザー脱毛があります。
医療用レーザー脱毛は、その名前からも分かるように、医療機関でしか施術することができない脱毛方法なのです。脱毛サロンでおこなう光脱毛とは何が違うか、というと、施術をおこなうのは医師もしくはその医師の元で行われる、ということと、光脱毛よりも高い出力の光を照射できるということです。高い出力で照射できる、ということは、それだけ脱毛効果が高いということになります。サロンでは5回通わなければ完全脱毛できないところを3～4回で済む可能性もあるのです。また、万が一やけどなどの肌のトラブルが起こった時にも、医療機関ですからすぐに抗生剤を打つなどの適切な医療行為をおこなうことができるので、安心なのです。
ただ、医療用レーザー脱毛のデメリットとしては、痛みが強い、ということ、費用が高いということがあります。光脱毛よりも強い出力が可能、ということは肌にかかる負担も大きくなります。しかも髭脱毛となると顔は敏感ですから、かなり痛みが伴う人もいるかもしれません。費用面ではサロンよりも数が少ない、ということもあり、競争相手が少ないというのもひとつの理由かもしれません。ただ、自由診療となるので、クリニック、病院によっては探せば安くできるところもあるかもしれません。

脱毛クリーム

髭脱毛の方法としては、脱毛クリームでおこなう方法があります。
脱毛クリームは自宅でも簡単にできる方法です。やり方としては、脱毛クリームを髭に塗り、数分放置した後にタオルで拭き取るだけなのです。この方法だと、わざわざカミソリでおこなう手間も省けますし、サロンやクリニックでおこなう脱毛よりもリーズナブルな価格で脱毛できるのです。しかもカミソリで剃った時のように表面に出てきている髭だけを除くのではなく、毛根から脱毛することができるので、髭がまた生えてくるまでに数日間かかるので脱毛効果はカミソリよりも高いです。そして、毛根から脱毛する方法なので、青髭の解消にもなります。
ただ、脱毛クリームにもデメリットがあります。この脱毛クリームは毛を溶かして抜くという方法なのですから、肌にとってかなりのダメージとなります。ちょっと肌が弱い人だと赤くはれ上がったり、ひりひりしたりします。しかも、それが髭となれば、顔の肌に対する負担はかなりのものとなります。身体の場合は赤くならなくても、顔は赤くなるということもありますし、そうなれば当然痛みもあります。そして見た目にも隠すことができないので赤くなった顔のまま人前に出ることもできなくなるでしょう。そして、脱毛クリームによる脱毛はあくまで毛を溶かしているだけで、毛母細胞の働きを弱めるわけではありません。そのため、数日経過すればまた髭が生えてきます。その時まで顔が赤くなっていれば脱毛クリームが使えないどころか、カミソリやシェーバーを使うこともできなくなるでしょう。そのため、脱毛クリームの種類によっては髭脱毛には利用できないものもあります。

毛抜き

脱毛方法としては、毛抜きで抜く、という方法もあります。腕毛や脇毛の脱毛の場合はよくこの方法を使用する方もいるかと思います。
毛抜きで抜く方法のメリットとしては、やはりコストがかからない、ということになります。毛抜きは今や100円ショップでも購入できますし、しっかりとした毛抜きでも1,000円もしないでしょう。しかも、そう簡単に壊れるものではありませんので、何年も使い続けることができます。そして、毛根から抜くので、青髭を解消することもできます。
ただ、毛抜きで抜く方法は実は髭脱毛には向いていません。それは痛みが激しいということ、時間がかかる、そして肌に非常に悪いからです。脇の下など比較的肌が丈夫な部分であれば、毛抜きで抜いても痛みはそれほど感じないかもしれませんし、我慢できないくらいではありません。ですが顔は非常にデリケートな部分で、1本髭を抜いただけでかなりの痛みが伴います。髭が太ければさらに痛みが増すことでしょう。しかも髭が濃い人は、何百本も抜かなければいけないので、時間も非常にかかります。それでいて毛抜きで抜いたからといって永久脱毛となるわけでもありません。数日経過すれば、また生えてきますからまた時間をかけて痛みに耐えながら行わなければいけないのです。
こういったデメリットを考えると、毛抜きでのメリットはたいしたことがないでしょう。髭が細く薄い人であれば痛みもそれほどではなく、本数が少なければ時間もかからないでしょう。ですが髭が濃くなればなるほどデメリットが大きくなりますので、やはり髭脱毛は毛抜き以外の方法でおこなうのがベストです。

カミソリ

自宅で髭を処理する方法として、多くの方が行っている方法がカミソリを使用する方法でしょう。もちろん一口にカミソリといっても、日本カミソリのようなタイプを使う人もいれば、T字カミソリを使う方法、電気カミソリ、シェーバーを使用する方もいるのではないでしょうか。
カミソリを使用するメリットとしては、慣れてくれば比較的簡単に時間もかけずにおこなうこともできます。そして、費用面でもカミソリの刃を交換する、シェービングクリームを購入する程度ですから月に千円程度で済むかもしれません。電気カミソリだと、そうそう壊れるわけでもなく、数年で網を交換する程度です。そのため、ランニングコストはあまりかからないのです。そして、シェーバーはもちろんのこと、最近のT字カミソリも痛みがほとんどなくしっかり剃れるので好評です。
ただ、カミソリで脱毛するデメリットもあります。あくまで肌の表面に出ている髭を処理するだけですから、すぐに髭が生えてきてしまいます。髭が濃い人では毎日、人によっては1日に2～3回剃るという方もいます。そのため、朝の忙しい時間帯にも必ず剃らなければいけないので、時間に余裕を持たないといけません。またカミソリで剃ると、剃った断面が肌の表面にあるので、髭が濃い人ではそれが青髭となってしまいます。カミソリではいくら剃っても青髭の解消にはならないのです。また、使用するカミソリによっては、誤って顔を切ってしまうこともありますので、十分に注意しなければいけません。